ごあいさつ

「井手会長の思いを継いで」

10年一昔と言われますが、井手会長が「萌の会」を立ち上げられてから既に10数年となります。振り返ればその一昔前、2000年代初頭は「ひきこもり」が社会問題として大きく取り上げられ始めた時期でもありました。その時期 私の家族もこの問題を抱えて社会を漂流している中で井手会長と出会い、以来私も他の役員さんたちとともに井手会長のお手伝いを続けてまいりました。やっと会の運営が軌道に乗り始めたこの時期、体調不良とは言うものの育て上げた萌の会の第一線を退かれることは誠に残念でなりません。

私がこれまでこの会を続けてこられたのは、会員の皆さんとの話し合いの中で、また 講演会で得られた情報と知識が大きな支えであったように思います。今回、井手会長が引かれるに当たり「親の会をなくしてはいけない」「引きこもり問題という嵐の中に漂流する家族に、灯台の光を見つけてほっとするような親の会を・・・」という強い熱意を受け継ぎたいと思いました。会員の方たちからも会を続けてほしいという熱い要望もありました。

ひきこもる子の多くは怠け者ではなく、繊細で人の気持ちに過敏だから出られなくなるとよくいわれます。また一方 精神疾患や障害の結果として表れてくる一つの症状とも言われています。そんな問題を抱えた当事者の事情を、親が理解できずに 何で? 如何して? 如何したらいいの? と悩み苦しんでいるご家族が多いと思います。そう簡単に結論が出る問題ではありませんが、そんな親達やご家族が知り合える場所、情報交換ができる場所、相談ができる場所、気持ちを楽にそして前向きに気分転換できるような親の居場所として今後も「萌の会」を運営していきたいと思います。会員の皆様のご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。

また、悩みを抱えるご家族の皆さんは一度月例会を訪ねてみて下さい。何か得られるものがあるのではないかと思います。ご参加をお待ちしております。

2015年4月1日

新会長 須賀啓二

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